☆【感触遊び】&【ルールのある遊び:アナログゲーム】

【活動(療育)の様子】

みなさん、こんにちは。少しずつ涼しさを感じられるようになってきましたね。

【 感 触 遊 び 】

3歳以下の子ども達は、新聞紙、ボール、小麦粉ねんどなどを使った感触遊びをしました。手や指先、体を使って様々な感覚を楽しんでいます。

📰 新聞遊び

新聞紙を使って遊びます。ビリビリ破ったり、自分や友達にかけたり、たくさん集めて隠れたり、折り紙のように新聞鉄砲やカブトを作ったり…

👉 新聞紙をちぎったり、丸めたり、ねじったり、折ったり…手や指先を使う巧緻動作の練習に楽しみながら取り組むことができます

👉 自分にかけたり、友達や職員にかけたり、隠れている所を見つけたり…他者とのやりとり遊びにもつながります

ボール遊び

ママボールやシフォン布、シーツなどを使って遊びます。わらべうた遊びのときも取り組んでいる、子ども達の大好きな遊びです 💛

👉 歌に合わせてポーンとボールを投げたり、布の中にいっぱい集めたり、布団のように布に包まったり…子ども自身が【心地よい】と感じられる感覚を十分に味わうことができる時間や空間を、他者と共有することで、安心・信頼ができる関係性につながっていきます

子ども自身が満足するまで遊びを楽しんでいる(=満たされている)中で【楽しさ他者と共有する(=大人や友達と一緒に楽しむ)体験】が生まれます

子どもにとって【伝えたい人(=安心・信頼できる人)がいることで、「自分が感じている楽しさをこの人に伝えたい」という心の動きが生まれます

【楽しさ共有する体験】があり、【伝えたい人】がいて、「この楽しさをこの人に伝えたい」という心の動きが生まれたときに出てくる行動【ことば】であり【コミュニケーション】です

<span class="fz-12px">だるまちゃん</span>
だるまちゃん

子ども達が【楽しさを他者と共有する体験】をたくさんできるようにすること、子ども達にとって【伝えたい人】でいること、【ことば】【コミュニケーション】につながる【子ども達の心が動く体験】があっぷっぷで大切にしている【楽しい療育】なんですよ~

小麦粉ねんど

小麦粉に色水と油を混ぜて、小麦粉粘土を作ってから遊びます

👉 指や手で触ったり、粘土べらで切ったり模様をつけたり、型抜きをしたり、いろいろな形を作ったり…楽しく遊ぶ中で、手や指先の動き力加減などの練習にもつながります

👉 粘土べらや型は、数に限りがあるので、物の貸し借り・順番・交代など、友達とのやりとりの練習にもつながります

【ルールのある遊び】:アナログゲーム

小学生や4歳以上の子ども達は、アナログゲームをしました。勝ち負けがあるゲームが苦手な子どももいるので、みんなで楽しく遊ぶための約束事を確認してから取り組んでいます。

合言葉は「まあいいか」

【マッスルジェンガ】【新聞ジャンケン】【新聞運びゲーム】【サイコロ黒ひげ危機一髪】【紙コップクレーンゲーム】【おやつ釣りゲーム】【文字探しゲーム】など、利用する子ども達の年齢や状態に合わせて、様々なゲームを組み合わせて取り組んでいます。

今回は、その中から【💪マッスルジェンガ】【🥤紙コップクレーンゲーム】【🕵文字探しゲーム】の様子をご紹介します。

💪 マッスルジェンガ

ジェンガ体幹トレーニングを組み合わせたゲームです。

基本的な遊び方は、ジェンガと同じです。カラーシールが貼ってあるジェンガをランダムに混ぜて、ジェンガを引いたときにシールが貼ってあったら、色ごとに指定されたポーズをするというルールです。

👉 6色のカラーシールを用意し、それに対応する6つのポーズにチャレンジしています。【何色のときにどのポーズをするのか】【何秒間キープするのか】は、子ども達で話し合って決めています

実際にポーズの練習をしながらみんなで考えていくと「10秒以上できる」という子どももいれば「3秒じゃなきゃ無理」という子どももいて、みんなバラバラ…。そんなときに 進 行 役 から「3~10秒にしよう」という素晴らしい提案が‥✨ 職員達は「○秒」と1つに決めなければならないと考えてしまいがちですが…子ども達の柔軟な意見にハッとさせられました。

<span class="fz-12px">だるまちゃん</span>
だるまちゃん

今回は、6年生の子ども達が中心となって話し合いを進めていました話し合いの 進 行 役 決まったことをホワイトボードに 書 く 役 の役割分担も、職員の指示がなくても自然と子ども同士で決めることができていたんですよ~ ✨ とっても頼りになる子ども達です 🥰

👉「3~10秒」など、幅があったことで、余裕をもって「これならできそう」という秒数で取り組んだり、「ちょっと難しいかも」という秒数にもチャレンジしてみたり、それぞれが【自分で考えて】取り組むことができていました

🥤 紙コップクレーンゲーム

手動クレーンを使って、紙コップを指定された場所に運ぶゲームです。

手動クレーン(輪ゴムに4本の紐をつけたもの)は、紐を引っ張ったり弛めたりすることで、中心の輪ゴムの大きさを調節することができるようになっています。二人一組でチームになり、両手に1本ずつ紐を持ってクレーンを操作し、輪ゴムの部分に紙コップをはさんで、上下左右に動かします。5個の紙コップを運び終わるまでのタイムを競います。

👉 タイムを計る前に、手動クレーンの操作の仕方を練習する時間を作っています

👉 勝ち負けを意識しすぎると楽しめない子どもも多いので、順位よりも【自分たちのタイム】に注目できるようにしています

👉 輪ゴムの大きさの調節をするときのポイントは、① 紐を持つ位置(紐の真ん中あたりを持つ)と ② 引っ張る方向(左右に開くように引っ張るのではなく、前後(自分の体の方)に引っ張る)です

👉 回を重ねていく中で、速いタイムを出すコツ(次の紙コップをはさむときに)を発見して、みんなに教えてくれる子どもも‥✨

🕵文字探しゲーム

宝探しと文字の並べ替えクイズを組み合わせたゲームです。

部屋の中に隠した文字カード(ひらがな)を探し、見つかった文字を組み合わせて、どんなことば(単語)ができるのかを考えるゲームです。

👉 ① 職員が隠した文字カードを子ども達がみんなで探す ② 2チームに分かれて子ども同士で隠す役と探す役を交代する、という形にして、探す役と隠す役の両方に取り組むことができるようにしています

👉 なかなか見つけられない場合には、ヒントを出してもらうこともOK🙆 「教えてもらいたくないのにヒントを言われた😠」ということがないように、① ヒントがほしいときは自分から「ヒントをください」と言うこと ② 「ヒントをください」と言われたときだけ、ヒントを出すこと、③ ヒントを出すのは○だけど、答えを教えるのは✖、ということを事前にルールとして確認しています

👉 並べ替えてできることば(単語)は、3~5文字くらいのわかりやすいことば(動物や食べ物など)にしています

今後も、色々な遊びの様子を紹介していきます。ぜひ、ご覧ください ♪

文責:中村 春馨

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