☆【行事:合同レクリエーション 👟】

【活動(療育)の様子】

みなさん、こんにちは。4月になり、新年度が始まりましたね。

新しい環境の中で、子どもも大人も不安なことがたくさんあると思います。小さなことでも気になることがあったら「こんなこと聞いてもいいのかな…」と遠慮することなく、先生達や周りの人に相談してみてください。もちろん、あっぷっぷの職員も一緒に考えますので、気軽に声をかけてくださいね 😃

行事:合同レクリエーション👟

冬休みに続き、春休み期間を利用して、3/28(火)と29(水)に、小樽市内の他事業所(くれよんサンシャインキッズ)と合同でレクリエーションを行いました。

いなきたコミュニティーセンターにある体育館を全面貸切にして、たくさん体を動かしながら、子ども達や大人達との交流を楽しんできました 🎵

今回は、公共交通機関を利用する練習を兼ねて、体育館まで路線バスに乗って行きました 🚏🚌

路線バスに乗るのは初めて‼という子どもも多く、子ども達はドキドキわくわく…✨

事前に【バスに乗るときの約束】を確認してから、出発~🚏🚌 とっても楽しかったようで、次の日も子ども達からは「今日もバスに乗る?」「またバスに乗りたい‼」という声があるほど‥😄

👉 小学生は、事前にお金(子ども1人分の運賃)が入ったお財布を渡し、降車時の運賃の支払いにも挑戦しています 👛

だるまちゃん
だるまちゃん

🚌どうしてわざわざ路線バスに…

日常生活では車を利用することが多く、公共交通機関を利用する機会が少ない子ども達がほとんどです。家庭で練習してみようと思っても、子どもがどういう反応をするのかわからないし、周囲の目も気になってしまうので、なかなか難しいという声を多く聞きます。

中学校までは、徒歩や保護者の送迎での通学も容易な距離ですが、高校からは、行きたいと思う学校が自宅から離れたところにあるという可能性も高くなります。「公共交通機関を利用したことがないから通えない」という理由で希望する進路を諦めることになってほしくない…

【あっぷっぷでみんなと乗ったことがある】という経験を活かして、希望する進路に自信を持って選択するきっかけに繋げてほしいなぁ…と考え、野外活動の中に取り入れています。

プログラム

ラジオ体操

自己紹介

ゲーム

★ 花いちもんめ

★ 借り人競争

★ しっぽ取り

★ 障害物リレー

※ 子ども達の様子を見ながら、途中で休憩時間を取っています

自由遊び

ラジオ体操

準備運動として、みんなで輪になって【ラジオ体操第一】をしました。

👉 中心に見本役の職員が立ち、わからない場合は見て確認できるようにしています

👉 自己紹介の前に体を動かすことでリラックスできるようにしています

自己紹介

一人ずつ順番に【名前】【学年(未就学の子は年齢を言います。今回は春休み中だったので「4月になったら○年生になります」と言ってもらいました。

👉 緊張して1人で言うのが難しかったり、声が小さくなってしまう場合は、職員と一緒に言ったり、子どもが言った後に職員が復唱したりしています

👉 出発前に自己紹介の練習をすることで、自信を持って言うことができる姿も見られていました

ゲーム

全部で4つのゲームを行いました。どのゲームも【ルールの説明をする】→【職員が見本を見せる】→【みんなで取り組む】という流れで行っています

👉 ゲームを始める前に、みんなで楽しく遊ぶための約束を確認しています。合言葉は「まあいいか」。実際に声に出して「まあいいか」と言うことがポイントです。

★花いちもんめ

『ルール』

・くじを引いて、チームに別れる。

・同じチームの人と手を繋ぎ、歌を交互に歌いながら前後に動く。歌っているチームが前に進み、歌の最後の言葉を言うときに片足を前に出す。相手チームは後ろに下がる。

・歌が終わったら、チームごとに輪になって、相手チームから誰を自分達のチームにもらうか、相談して決める。決まったチームは「きーまった」と大きい声で言う。

・「〇〇ちゃんがほしい」「〇〇ちゃんがほしい」と、欲しい人を発表し合う。

・名前を呼ばれた人は、前に出てじゃんけん。負けた人は、勝った人のチームに行く。

🎵 『花いちもんめ』の歌詞

勝ってうれしい 花いちもんめ

負けてくやしい 花いちもんめ

隣のおばさんちょっと来ておくれ

鬼が怖くて行かれない

お布団かぶってちょっと来ておくれ

お布団ビリビリ行かれない

あの子がほしい あの子じゃわからん

この子がほしい この子じゃわからん

相談しましょう そうしましょう

他児の名前やどんな人がいるのかを知る

・同じチームの人と手を繋ぎ、歌や他児の動きにタイミングを合わせて一緒に動く

👉 同じ人だけが繰り返し選ばれることを避けるため【欲しい人】は毎回違う人を選ぶルールにしています

👉 歌詞カードを用意して、わからなくなったときに確認することができるようにしています

★借り人競争

『ルール』

・スタートの合図で、カードが置いてある場所まで走る

・裏返しになっている写真カード(職員の顔写真と名前が書いてあるもの)を1枚選び、名前を呼びながら写真と同じ人を探す

・見つけた職員一緒にタオルに乗せたボールを落とさないようにゴールまで運ぶ

大きな声名前呼ぶ

・ペアになった職員と速度タイミング合わせて運ぶ

👉 日常の療育の中で、手伝ってもらいたいことなどがあるときに【職員の名前を呼んで伝えることが難しい】という子ども達の姿があったことから考えたゲームです。【誰に手伝ってもらいたいのか】【周囲にわかるように伝える】ことがポイントです

👉 ゲームを始める前に、職員全員の紹介をして名前確認する時間を作り、どんな人がいるのかわかるようにしています

👉【タオルに乗せたボールを運ぶ】という二人で協力しなければできない種目にすることで【相手に注目する】【相手と合わせる】ことを意識できるようにしています

★しっぽ取り

『ルール』

・背中や腰などに、しっぽを付ける(服でしっぽが隠れないようにする)

・自分のしっぽを取られないようにして逃げながら他の人のしっぽを取る

しっぽを全部取られた人は、座って待つ

・制限時間内に、できるだけたくさんのしっぽを取る

しっぽ注意を向けて、逃げたり追いかけたりする

・しっぽを取られても「まあいいか」

👉 しっぽを複数つけることで、1本取られてしまったとしても、チャンスがある(あと1回、まだできる)ようにしています。また、制限時間を30秒~1分間と短い時間に設定することで、何度も挑戦することができるようにしています。

👉 自分のしっぽを取られないように逃げながら、相手のしっぽを取るために追いかける必要があるため【複数(自分のしっぽ、相手のしっぽ、相手の動き)に注意を向けながら動く】ことがポイントです

★障害物リレー

『ルール』

・くじを引いて、2チームに別れる

・列に並んで待ち、名前を呼ばれてから、スタートライン(白い線)に立つ

・同じチームの人からバトンを受け取ってから走り、コースにある障害物(ケンケンパ、トンネル、平均台)を通って、同じチームの人にバトンを渡す

・バトンを渡した後は、列の最後に並び、アンカーの人がゴールするまで待つ

バトンを受け取ってからスタートする

同じチームの人にバトンを渡す

・一緒に走る人より速くても遅くても「まあいいか」

👉 一人の走者が走るコースは、体育館半周になるように設定し、コースによって設置する障害物を変えています。1回目にAコース(ケンケンパ→トンネル)を走った人は、2回目はBコース(ケンケンパ→平均台)を走るなど、全員が両方のコースを走ることができるようにしています。

自由遊び

設定活動の後は、ボール遊びや縄跳びをしたり、思いっきり走ったり…自由に体を動かして遊ぶことができる時間を設けています。

冬休みに続き、2回目の合同レクリエーションだったこともあり、他事業所の子ども達や職員にも慣れてきて、自由遊びのときも一緒に遊んだり、おしゃべりを楽しんだりする姿が見られていました。

レクリエーションが終わった後も、あっぷっぷでは、花いちもんめが大流行しています 😄🎶

バスに乗れたことも楽しかったようで、体育館だけでなく、今後は買い物などの野外活動の時にも積極的に取り入れていきたいと思っています。(今までは新型コロナウイルス感染症予防として控えていました。)

だるまちゃん
だるまちゃん

保護者のみなさまをはじめ、バスに乗り合わせた方や地域のみなさんに、たくさんのご理解とご協力をいただき、実施することができました。ありがとうございました。

今後も、色々な遊びの様子を紹介していきます。ぜひ、ご覧ください ♪

文責:中村 春馨

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