☆【野外活動:買い物】

【活動(療育)の様子】

みなさん、こんにちは。

6月になりましたが、まだ少し肌寒い日が続いていますね。

運動会が終わって、ホッと一息ついたところという子も多いかと思います。

体調を整えながら、無理せず過ごしていきたいですね。

今回は【野外活動:買い物】の様子をご紹介します。

野外活動:買い物

翌週に行うクッキングに向けて、近所のスーパーまで、買い物に行きました。

1 材料を確認する

クッキングで、ホットケーキを作ることを伝え、必要な材料を確認します。

牛乳とたまごと・・・

👉 絵本を使ったり、クイズ形式にしたり、子ども達自身が楽しく考えられるようにしています

👉 イラストなども使いながら、わかりやすく伝えています

2 役割分担

必要な材料を確認した後は、【誰が】【何を買うのか】役割分担を決めます。

今回は、職員の方で、子ども達の状態に合わせて、分担を決めています。

買うものに○をつけて・・・

👉 口頭で伝えるだけでなく、【自分が何を買うのか】【いくつ買うのか】など、子ども達にメモを取ってもらい、実際に買い物をするときに確認できるようにしています

👉【自分の役割】として【任される】ことは、他者から【信頼される】経験となります。一つ一つ積み重ねていくことで【自己肯定感】を高めることにも繋がっていきます。

3 お金とお財布を受け取る

役割分担の後は、買い物に必要なお金とお財布を受け取るために、職員室に行きます。

「何を買うの?」「ホットケーキの・・・」

👉【何がほしいのか】【何のために必要なのか】など、目的や理由を相手に説明する練習をしています

👉 ことばで説明することが苦手な子も多いですが、【買い物に行く】という楽しみにしている活動の一環として行うことで、苦手でも自分からチャレンジすることができます

4 準備を整えて出発

身支度、必要な持ち物を整え、約束事を確認してから、出発します。

👉 道を歩いているときやお店の中での約束事など、イラストなども提示しながら、わかりやすく伝え、繰り返し確認しています

5 お店で商品を探す

お店についたら、店内に入る前に約束事や役割分担などを再度確認します。

何を買うのか確認しながら、一つずつ順番に商品を探します。

同じ種類の商品でも、必要な数・量や予算(お財布に何円入っているのか)なども考えながら、どの商品を買うのかを子ども達自身で考えて、選びます

大きくて1,000円で買えるのはどれかな?

👉 自分のお財布に入っているお金(紙幣・硬貨)と値札にかかれている数字(金額)を対応させて考えることがポイントです

👉 数の計算(算数などで学習したこと)を【生活の中で使う】経験を積み重ねていくことで、【自立した生活をすることができる力】を身につけることにも繋がっていきます

6 レジでお金を支払う

商品を選んだら、レジに持って行って、支払いをします。

【レジでの支払い】といっても、実は【列に並ぶ】【かごに入った商品を台に置く】【お店の人にお金を渡す】【おつりとレシートを受け取る】【商品を受け取る】【サッカー台(袋に入れる場所)でエコバッグに商品を入れる】と、細かく分けて考えるとたくさんの工程があり、全てをスムーズに行うことは、なかなか難しいです。

「おつりどうぞ」「ありがとう」

👉 どの部分がうまくできていて、どの部分が苦手なのか、一人一人違います。自分でできるところは、子ども達に任せて、うまくできないところは職員が手伝います。

このような活動は、お店の方や周りの方のご協力があるからこそできることです。

地域の中で、一緒に子ども達の成長を見守っていただけていることに、心から感謝しています。

みんなで買い物に行った材料を使って、次回はいよいよホットケーキ作りです 🥞

今後も、色々な遊びの様子を紹介していきます。ぜひ、ご覧ください ♪

文責:中村 春馨

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