☆【ルールのある遊び:かくれんぼ 🕵】

【活動(療育)の様子】

みなさん、こんにちは。もう少しで春休みですね。次のクラスや学年に向けての準備もあり、バタバタしてしまう時期ですが…1年前の子ども達の姿を振り返ってみることもおすすめです。

毎日の関わりの中では、あまり意識していないことも、改めて【1年前の姿】を思い出してみることで、様々な変化や成長をしていることに気づくことができますよ ✨

ルールのある遊び:かくれんぼ 🕵

今回は、ルールのある遊び【かくれんぼ 🕵】の様子をご紹介します。

子ども達に大人気のかくれんぼ✨ 年齢や状態に合わせて、ルールやアイテムを追加したりしながら、楽しんでいます。

パターンⒶ

① 大きな布の中にみんなで一緒に隠れる

② 鬼は、10数えたら「もういいかい?」と聞く

③ 隠れている人は「もういいよ」と言う

④ 鬼に見つかるまで、布の中で待つ

⑤ 鬼は、見つけた人の名前を呼ぶ(「○○ちゃん、見つけた」)

👉 3歳以下の小さい子ども達に、かくれんぼの基本的なルールをわかりやすく伝える遊び方です。

  1. 【かくれる】役だけをする
  2. 【探す】役だけをする
  3. 【かくれる】役と【探す】役にわかれる

1つずつ遊びの要素を分割しながら、段階を踏んで取り組むことで、【何をするのか】を明確にしています

👉「もういいかい?」「もういいよ」のやりとりや見つけたときに名前を呼ぶことを通して、他児や大人とのコミュニケーションにもつながります

シーツをめくって…「見~つけた‼」
パターンⒷ

① 最初に鬼になる人を決める

② 鬼が数えている間に、他の人は隠れる

③ 数え終わったら、鬼は「もういいかい?」と聞く

④ 全員が隠れ終わったときは

 「もういいよ」 / まだ隠れ終わっていないときは「ま~だだよ」と答える

⑤ 鬼に見つかるまで、それぞれが隠れている場所で待つ

⑥ 鬼は、見つけた人の名前を呼ぶ(「○○ちゃん、見つけた」)

⑦ 見つかった人は、自分の椅子に座って、全員見つかるまで待つ

⑧ 一番最初に見つかった人が、次の鬼になる

先に見つけられちゃっても…「まぁ、いいか」

👉 事前に【ゲームをするときの約束】【かくれんぼのときの約束】を確認してから、ゲームをスタートしています

👉 隠れる時間は、子ども達の人数や状態によって変えています(30秒~1分程度)

👉 最初は、段ボールやシーツなど、隠れやすい場所をたくさん用意しています。少しずつ難易度を調整し、段ボールの数を減らしたりすることで、部屋の中にあるものを使ったり、死角になる場所などを考えて隠れることができるように促しています。

👉 見つかった後に椅子に座るルールにすることで、鬼の邪魔をしてしまうような行動(部屋の中をうろうろ歩き回ってしまう、鬼より先に見つけてしまうなど)が少なくなるようにしています

👉【鬼が見つけにくいところ】を考えることは、【他者の視点(鬼からどう見えるか)】を考えることにもつながります

この中に入れるかな~?
パターンⒸ

① 自分の【分身】のぬいぐるみを選ぶ

② 鬼が数えている間に、分身を隠し、自分も隠れる

③ 数え終わったら、鬼は「もういいかい?」と聞く

④ 全員の分身と本人が隠れ終わったときは

 「もういいよ」 / まだ隠れ終わっていないときは「ま~だだよ」と答える

⑤ 鬼に見つかるまで、それぞれが隠れている場所で待つ

⑥ 鬼は、見つけた人の名前(分身のキャラクターの名前)を呼ぶ(「○○ちゃん、見つけた」)

⑦ 見つかった人は、自分の椅子に座って、全員見つかるまで待つ

⑧ 一番最初に見つかった人(本人または分身)が、次の鬼になる

👉 同じぬいぐるみを選んだときは、じゃんけんをして誰が使うのかを決めています

👉 隠れても良い部屋や分身の数を変えたりしながら、難易度を調整しています

👉 分身(ぬいぐるみ)を使うことで、人は入れない狭いところに隠すこともできます。自分の体とぬいぐるみの【大きさの違い】を意識して【鬼が見つけにくい場所はどこか】を考える練習にもなります

👉 分身を見つけることが難しい場合は、隠した人にヒントをもらうことができるようにしています。【困ったときに助けを求める(SOS発信)】ときの練習にもなります。

👉 ヒントを出す時は、鬼から「ヒントをください」と言われるまで待つルールにすることで、相手に合わせてヒントを出す(ヒントを出してほしくない人に押し付けない)ことができるようにしています

この下に隠してみようかな~

今後も、色々な遊びの様子を紹介していきます。ぜひ、ご覧ください ♪

文責:中村 春馨

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