みなさん、こんにちは。寒い日が続いていますね。
運動遊び:リズム体操
今回は、室内で行う運動遊びとしてリズム体操の様子を紹介します。
音楽に合わせて、体幹のトレーニングにも繋がる動きを中心に取り組んでいます。
① う さ ぎ
② 金 魚
③ か め
④ 水分補給・休憩
⑤ う ま
⑥ ト ン ボ
① う さ ぎ
両足でジャンプする動きです。
同じ位置でジャンプを続けること
音楽に合わせて、一定のテンポでジャンプすること
👉 カラーテープで目印をつけて【自分の場所】をわかりやすくしています
👉【高く】【速く】跳ぶことに意識が向いてしまうと、同じ位置で跳ぶことや音楽と合わせることが難しくなります。「大きい音(ドンドン・ドスドス)が出ないようにジャンプする」と伝えることで、音(音楽)に注意を向けられるようにしています。

② 金 魚
仰向けになり、両 腕 を頭の上の方に真っ直ぐ伸ばし、両 脚 をつけて真っ直ぐに伸ばします。両 脚 の間が開かないようにしながら、腰から下の部分を左右にゆらゆら動かします。
合図に合わせて、うつ伏せになり、両 腕 と両 脚 を真っ直ぐ伸ばします。両 脚 を着けたまま、腰から下の部分を左右にゆらゆら動かします。
両 脚 をくっつけたままで左右に動かすこと
うつ伏せのときに、足の親指を立てるようにして床につけること
体全体が真っ直ぐ【I】の字になっている状態を保つようにすること
👉 体を揺らすときに大きく動かそうとすると姿勢が崩れてしまいやすいので【どことどこをくっつけたままにするのか】ということに注意を向けられるようにしています

③ か め
うつ伏せの状態で、両足首を両手で握り、胸を反らすようにして上体を持ち上げる動きです。持ち上げたままの状態を一定時間保ちます。
顔や目線を上向きにすること
左右の力の入れ方を均等にすること
👉 左右の力の入れ方に差があると、どちらかに傾いて転がってしまいやすいです。自分で姿勢を保つことが難しい場合は、職員が介助して、少しずつ手伝う部分を少なくしていきます。
👉 最初に「3秒、ぎゅ~っとするよ」など、どのくらいの時間姿勢を保てばいいのかを伝えて見通しを持てるようにしています。最初は3秒、次は5秒、その次は10秒…など、子ども達の状態を見ながら、少しずつ時間を長くしていきます。

④ 水分補給・休憩
麦茶を飲んで水分補給をしたり、休憩をする時間です。
👉 自分の体の状態や疲れ具合などを把握したり、ペース配分をしながら取り組むことに苦手さのある子も多いので【水分補給・休憩時間】を意図的に作っています
⑤ う ま
四つ這い(膝を床につける)の姿勢で、反時計回りに歩きます。
合図が鳴ったら、高這い(膝を伸ばす)になり、反時計回りに歩きます。
下を向かず、前を向いて進むこと
足の親指を床につけること
指を開いて、手のひらを床につけること
肘を伸ばすこと
音楽に合わせて、一定のテンポで進むこと
👉 カラーテープで【→】をつけて【どの方向に進むのか】をわかりやすくしています
👉【速く】進むことに意識が向いてしまうと、姿勢が崩れてしまいやすいので、「大きい音(ドンドン・バタバタ)が出ないように歩く」と伝えることで、音(音楽)に注意を向けることができるように促しています。


⑥ トンボ
トンボの羽のように両腕を左右に開いた状態で、反時計回りに走ります。
合図に合わせて、片足立ちで止まります。
両腕を床と平行になるように肩からまっすぐ伸ばすこと
急停止するのではなく、止まる前に減速すること
片足立ちのときに、上げた足を後ろに真っ直ぐ伸ばすこと
👉 カラーテープで【→】をつけて【どの方向に進むのか】をわかりやすくしています
👉【速く】進むことに意識が向いてしまうと、片足立ちのときにうまく止まることができず、バランスを崩してしまいやすいので、「大きい音(ドンドン・バタバタ)がでないように走る」と伝えることで、音(音楽)に注意を向けられるようにしています。

「真っ直ぐ立っていられずフラフラしてしまう」「背筋を伸ばして座っていることが難しい」…など、姿勢が崩れてしまいやすい子たちも多いです。その要因の一つとして、体 幹を支えるための筋力(腹筋や背筋など)が十分についてないということが挙げられます。
今日やって明日すぐできるようになるというようなものではないですが、少しずつ積み重ねながら身につけていくことで【姿勢を保つ】ためにたくさんのエネルギーを必要とする状態から、別のことにもエネルギーを使える余裕がでてきます。
今後も、色々な遊びの様子を紹介していきます。ぜひ、ご覧ください ♪
文責:中村 春馨
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