みなさん、こんにちは。
雪も解けてきて、暖かく感じられる日も増えてきましたね。
運動遊び:障害物サーキット 👟
今回は、室内でできる運動を組み合わせて行った【障害物サーキット 👟】の様子をご紹介します。
子ども達の状態に合わせて、いくつかの種目をピックアップして取り組んでいます。
●トンネルくぐり
3歳以下の小さい子どもは、筒状のトンネルの中をくぐります。4歳以上の子ども達は、高さ調整をして、突っ張り棒とブルーシートで作ったトンネルの下をくぐります。四つ這いをしながら、入口から出口まで進むことができればクリアです。
👉 ポイントは【四つ這い】の動作です。以前 忍者サーキット(水とんの術)のところでも紹介しましたが、【手の位置→肩の真下】【膝の位置→股関節の下】【手をパーにする】【肘を床につけない】【足の親指を床につける】ことを意識して取り組むことで、体幹のトレーニングにもつながります
●カード探し
裏返しになっているカードの中から1枚を選び、条件に合うカードを探します(マッチング)。
3歳以下の子ども達は、キャラクターのイラストを使い、【同じもの探し】をします。4歳以上の子ども達は、じゃんけんカード(グー・チョキ・パー‥それぞれのイラストカード)を使い、指示(あいこになる、選んだカードに勝つなど)に合うカードを探します。
👉【指示を聞く 👂・カードを見る 👀】【(指示の内容・何が描いてあるか)理解する】【たくさんの中から見つける】ことがポイントです
●ビー玉運び
逆さにした紙コップの上にビー玉を乗せて片手で持ってスタートし、ビー玉を落とさないようにしながら、2本の線の間をはみ出さないように歩いたり、障害物の間をジグザグに進んだりして、ゴールまでたどり着いたらクリアです。
👉 手元(ビー玉)と足もと(線、障害物)、複数に注意を向けることがポイントです
👉 ビー玉を落としてしまっても、途中でアウトにするのではなく、ビー玉を拾ってから、落とした場所からスタートすることで、ゴールできずに終わることがないようにしています
👉 2本の線の間を歩くときは、つま先とかかとをくっつけるようにしながら歩くことで【ゆっくり歩く】ことを意識できるようにしています
👉 ビー玉の大きさを変えたり、紙コップの数を増やしたり、後ろ向きに進んだり…難易度を変えて挑戦しています
●紙コップタワー
裏返しになっている見本の写真カードをめくり、5色の紙コップを写真と同じ形になるように積みます。積み終わった後、「合ってますか?」と待っている人に聞いて確認し、「合ってますよ」の返事があればクリアです。
👉 待っている人に確認することで、子ども同士でやりとりをする場面を作っています。また【何もしないで順番を待つ】時間も少なくなるようにしています。
👉 待っている人に確認するためには、写真カードと自分が積んだカップを【相手から見えるようにする】必要があるため、【他者からの見え方】を考えることにもつながります
●ひもくぐり
縦・横・ななめに張ったゴムひもの隙間をくぐります。紐に体がぶつからないようにくぐることができたらクリアです。
👉 ひもに鈴をつけて、ぶつかると音が鳴るようにすることで、自分で気づくことができるようにしています
👉 自分の体と物(ひも)との距離や位置を把握し、体の【どの部分】を【どのように】動かしたらよいのかを考えながら動く練習になります
今後も、色々な遊びの様子を紹介していきます。ぜひ、ご覧ください ♪
文責:中村 春馨
コメント