★『ちょこっとあっぷっぷ(第3回)』の様子

【 お 知 ら せ 】
第 3 回

・【日にち】2023年4月21日(金)

・【時 間】10:00~12:40

第3回の『ちょこっとあっぷっぷ』を開催しました。

今回のテーマは『不登校』。あっぷっぷに『わらべうた』を教えに来てくれている千葉 恵さん田場 依子さんをお招きして、我が子に起きた不登校のお話をしていただきました。「ちょっと重たい話なのかな‥。」と思ってしまう人もいるかもしれませんが…キーワードは【明るく不登校をする】

「学校に行かないなら、勉強は?」「動画やゲームばっかりになっちゃうのでは?」「家族で意見が分かれたときは?」「学校や他の保護者に説明した?」など、参加者からも聞きたいことがたくさん…どのように対応してきたのかを具体的にお話していただきました。

全部紹介したいところですが、いくつかピックアップしてご紹介します。

Q:学校に行かないことを決めたタイミングは?

A:幼稚園は楽しく通っていたが、小1の2学期頃から学校に行けなくなってきた。「平日」は学校のことを考えてしまうので、休んでいても苦しい状態が続いた。小4の2学期に「休む」のではなく「やめる」選択をして、学校以外の居場所を探すことにした。(※「休む=学校が基準」「やめる=学校以外のところを基準にする」)

本人が登校することがつらそうな様子が見られてきたら、行かなくてもいいというサインだと考えた。親としては、泣いてまで行かなくていいと考えている。

参加者
参加者

一度「休んでもいい」と言ったら、そのままずっと行かなくなってしまいそう…

講 師
講 師

軽いうちに休ませておくと、行くようになる(2~3日休むことは許容範囲)

Q:学校以外の居場所ってどこ?

A:フリースクール放課後等デイサービス市の適応指導教室、図書館、祖父母の家など

※ 放課後等デイサービスは、事業所が多いので、実際にいろいろなところを見学して、本人に合うところを探した

Q:休んでいる間の勉強は?

A:家で勉強をしなければならないのではないかと考えてしまい、親としても悩んだが、本人に言ってもやらない。ケンカにしかならないので、親からは「勉強しなさい」と言わなかった。市販の教材などを購入して、やってみたこともあったが、続かなかった。

Q:休んでいる間、何をした?

A:学校を休むにあたり、ルールを決めた。その上で、何をするのか一日のスケジュール本人が決めて取り組むようにした。

【ルール】①朝は起きます ②着替えて身支度はします ③は寝ましょう ④学校に行かなくても、昼間は活動する時間なので、ゲームは控えます。

【どんなことをしたか】フリースクールに行く。放課後等デイサービスに行く。好きな絵本や本を読む。図書館に行って知りたいことを調べる。習い事をする。祖父母の家に滞在する。…など

【現在は中3の時に自分が将来なりたいもののために、高卒の資格を取った方がいいと考え、通信制の高校に入学した。自分の好きなことやりたいことを見つけて、明るく不登校をしている

📖 参考図書

※ 実際に読んで参考になった本も紹介していただきました

📕 五味 太郎『じょうぶな頭とかしこい体になるために』

📗 五味 太郎『大人問題』

📘 中田 大地『僕たちは発達しているよ』

参加した保護者の方からも「目からうろこだった 👀」との声が…職員も含め、子どもと関わるときに【何が一番大切なのか】ということに改めて向き合うことのできる機会になりました。

子ども本人が、楽しく、笑っていることが一番‼

注目度の高いテーマということもあり、利用児童の保護者だけでなく、様々な方に参加していただくことができました。中には、zoomで参加してくださった方も 📱

最初は少し緊張していた参加者も、後半になると聞きたいことがどんどん出てきて、終わってみると、予定していた時間を過ぎていました…😄 今回、都合が合わず参加できなかった方もいたので、またお話しできる機会を作りたいなと考えています。

貴重なお話を聞かせていただいた千葉さんと田場さん、参加していただいたみなさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

文責:中村 春馨

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