📚「いやだ いやだ」

【 お 知 ら せ 】

なんでも「いやだ!」と言うルルちゃん。

それなら!と、お母さんも「いやだ!」と言います。

保育園に履いて行く靴も、美味しいおやつも「いやだ!」と言います。

そうしたら、ルルちゃんはどうするのかな?

・・・という物語。

暖かい雰囲気の「ちぎり絵」でお馴染みの「せな けいこさん」の絵本。
みなさんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか? 📚

それにしても、子ども達って、面白いくらい「いやだ!」と言ってくれますよね。
何がそんなに嫌なんだろうって…笑ってしまうくらい 🤣

朝の準備をしたり、手を洗ったり…。
それが「いやだ!」は、わかるのですが…
おやつを食べるのも「いやだ!」と言うことも… 😅

そのこと自体が嫌なこともあれば
その前に起きたことに納得いかずに尾を引いていたり
体調だったり
寝不足だったり…
色々な要素込みの「いやだ!」なのだと思うのですが…。

あっぷっぷでも「いやだ!」の大合唱♪なんて時もあります 😁

そんな時にこの一冊…

いざ読んでみると…
思い当たる節があるのか…

まずい…という表情をしたり、にやにや笑ったり、

中には、「ごめんなしゃ~いm(__)m」と、笑顔で謝ったりする子どもも… 😁

子どもには子どもなりの「いやだ!」があるのですが、
絵本を通して自分を客観視できる機会にもなっているのかもしれません 📚

もし、お家で読む機会があるとしたら、読み手は文字だけを読んあげてください 🤗

「〇〇ちゃんも、いやだいやだ言ってるよね?」とか…
「〇〇ちゃんみたいだね。」なんて言葉かけは、出来ればしないことをお勧めします。

絵本は子どもの自由な空想の世界です。

そうでなければいけません。

我関せずの子どももいれば、考えたり反省したりしている子どももいます。
「もう読みたくない!」と言う子どももいます。
そんな時は、無理に読まず、次また読みたくなる時まで本棚にそっと戻してあげてください。

繰り返し読みたい子どもには、どうぞ繰り返してあげてください。
読む度に感じることは違うはずです。
そのことが、感性や思考の層となって厚みを増し、生きる力へと繋がっていきます。

文責:田場 依子

出典

せな けいこ / 作・絵  福音館書店  1969年初版  

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