📚「いない いない ばあ」

【 お 知 ら せ 】

赤ちゃんのためだけの絵本ではありません!!

あっぷっぷに来る、未就学の友達、さらには小学生の友達までもが「いない いない ばあ!」の魔法にかかってしまいます ✨

手で顔を覆い、「ばあ」で現れる顔は…みんなとってもいい顔 🤗💕

そんな子ども達の表情を見ると、きっと、赤ちゃんの頃に「いない いない ばあ」をしてくれるお母さんや家族の笑顔をたくさん見てきたのだろうなぁと感じます。

個人的にとても大切に思っているこの一冊。

今回は、児童文学の学びから得たことの実践、子育ての経験を少し…。

生まれてすぐの娘に、病室で「いない いない ばあ」を読みました。
目が見えるはずもないのだけれど、視点を一点に集中させ、神経を研ぎ澄まし、母の言葉に耳を傾けてくれました。

退院後、自宅での子育て開始。
授乳を終え、おむつ交換をし、機嫌のいい娘を見て、機嫌のいい私。
そんなときは決まって、絵本タイム。
娘は心を開き、言葉を飲み込んでいるようでした。

その様子が嬉しくて、娘が飽きるまで繰り返し読みました。

生後2.3か月になると、今まで聞こえて来た言葉にはこんな絵がついていたのか!と、見える喜びに、手足をばたつかせ身体いっぱいに表現してくれました。懐かしいですね。

いい絵本の、いい言葉のシャワーは誰からでもなく一番はお母さんや家族からであると思っています。
世界一大好きなお家の人に抱かれ、語り掛けてもらう幸せな時間の体験は、言葉の土台作り
愛に抱かれ、言葉が重なり、深く、厚く紡がれ、子どもは「生きる力」「聞く喜び」を獲得していきます。

幼児期に、言葉が心を満たすと、一気に溢れる時が来ます。

10歳を越える頃、子どもは本を選ぶ力が備わり、生きた言葉を求め、自ら読書体験を重ねます。

読書を通して、物語の疑似体験をします。

自分の力で最後まで読み切ると、その言葉を作った人の気持ちや、考え方までも考えるようになります。
これは、大人から教えられる社会一般の通念とか道徳とかよりも、はるかに深い理解に繋がります。

偽りと本物を見抜く力になる!!

時にその力は、苦しみになることもあるかもしれないけれど、それまでに親子で共有した絵本の時間に守られ、物語の疑似体験、心の膨らみが、自分の感性を信じ、歩みを進めます。

絵本や児童文学を読むことが、特別何かできる子どもに育つとか、聞き分けのいい子どもになるとか、そういうことではなくて、自分で自分の世界を広げる力になっていくのです。

手の届く場所に、たっぷりのいい絵本を…。」という話しを聞く機会があり、環境だけは整え、私はただただ読んでみました。
絵本に子育てしてもらったようなものかもしれません 🤣

我が子と、いい絵本にピントを合わせた子育ては、自分自身の感度を高め、いい出会いに恵まれました。
素敵な出会いは子育てを楽しくしてくれました。
もちろん簡単にいかないことも多々あります。
それでも、根っこにある娘達との絵本の時間が、見えないところで力強く支えてくれています。

私にとって親子を繋ぐ読書の時間の始まりは「いない いない ばあ」。

お墓に入る時にはこの一冊と共にと考えるくらいです 😆

📚 一過性で売れる絵本ではなく、読み継がれていく絵本の販売…
絵本選びは福音館書店からと、本に長く携わる方から聞き、今は実感となり確信しています。
絵本選びの参考に 👇✨

絵本の選びかたガイド|福音館書店
福音館書店の「絵本の選びかたガイド」。子どもたちに長く読み継がれる絵本・童話・科学書を作り続けている福音館書店の公式サイト。
出典

作 / 松谷 みよ子  絵 / 瀬川 康男  出版 / 童心社   初版 / 1967年  

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