以前、『こんな本、ご存じですか?vol.1』でご紹介した本の続編を見つけたのでご紹介します。
今回ご紹介する本に書かれていた『医師よりも保育士や教師、療育に携わる方々から、たくさんのことを学び~中略~関わり方を教えてもらいました。』という文章を見て、「有名な医師である田中康雄先生から保育士や教師、療育に携わる人達の話に耳を傾けてもらえることもあるんだなぁ‥。」という感想を抱き、何だか嬉しくなりました。
また、ここに取り上げている『ライフスキル』という言葉‥耳慣れない言葉かと思いますが、みなさんご存じですか?
きっと『ソーシャルスキル』は、『SST(ソーシャルスキルトレーニング)』と併せて、最近よく聞く言葉だと思います。
あっぷっぷでも『ソーシャルスキル』はもちろんですが、この『ライフスキル』をとても重要視しています。
本書の中にも詳しく説明されています。
『ライフスキルトレーニング』は、大げさなものではなく、子ども達の『できない』を『できる』に変えるために、日常生活の中でちょっとした工夫をしたり手間をかけたりすることで、楽しみながらできることがたくさんあると思っています。
下記の参考図書が気になる方は、あっぷっぷの相談室の本棚に置いてあります。いつでも手に取って、ちょっと読んだり、中を確かめたりできます。気軽に職員に声をかけてくださいね。
文責:だるまちゃん
『発達障害の子どもの生活の工夫と伸ばす言葉がけ』
『発達障害の子どもの心と行動がわかる本』の続編。前の本は、『発達障害の特性』について書かれた本でした。今回の本は、個々の発達障害に応じた関わりではなく、ひとりひとりの子どもの言動に、親や関係者が、どのように理解して関わっていけばよいか、という視点が書かれているものになっています。
『発達が気になる子のライフスキルトレーニング』
家庭・園・学校でできる具体的な対応法をイラストでわかりやすく紹介されています。なんとかしなければとあせるのではなく、早くできるようにしようとあわてるのではなく、なかなかできるようにならないからあきらめるのではなく、毎日少しずつ進めることが大切であり、子どもたちの「できた!」が増えることを願って書かれた著書です。生活の中でちょっと工夫したり、手間をかけたりと‥楽しみながら実践できそうなものばかりです。
『小中学生のライフスキルトレーニング』
義務教育期間をどのように過ごすかは、その後の生き方や可能性に影響を与えます。この本では、自立への第一歩を踏み出すこの時期に取り組みたい「コミュニケーション」「社会生活」「学習・運動」のライフスキルトレーニングをまとめました。
周囲の大人が知っておきたい発達障害・知的障害の知識、進路選択や投薬の情報も掲載されています。
学校で、家庭で、放課後等デイサービスで役立つ一冊になりそうです。
\この本で紹介するスキル/
●会話の基本 ●自己紹介 ●あいさつ ●あやまるスキル ●ヘルプサイン ●クールダウンのスキル ●ICT・スマホ・ゲームとの付き合い方 ●お金の管理 ●身だしなみ ●友人関係のスキル ●好きなもの、得意なものの見つけ方 ●読み書きの苦手さへの対応 ●学習習慣、運動習慣の作り方 etc…
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