☆【クッキング:のり巻き】

【活動(療育)の様子】

みなさん、こんにちは。

日中の気温がプラスになる日も出てきて、少しずつ寒さがやわらいできましたね。

クッキング:のり巻き

今回は、前回のお買い物ごっこで買った材料で、のり巻きを作りました。

材 料

焼きのり(1/6サイズに切ったもの)、ご飯、カニカマ(1/2~1/3の太さに切ったもの)、厚焼き玉子(細長く切ったもの)、ツナマヨ、鮭フレーク、納豆、きゅうり(拍子木切りにしたもの)

だるまちゃん
だるまちゃん

今回のクッキングは【巻く】ときの、手先や指先の使い方道具の使い方量の調節等に重点を置いているため、具材の下準備(切る・混ぜる等)は、職員が行っています。

活動の流れ

① 準備(手洗い、消毒、エプロン等の着用)

② 作り方の確認・練習

③ 必要なものを取りに行く

④ 具材を選んで、のり巻きを作る

⑤ 作ったのり巻きを食べる

⑥ 片付け(食器等を下げる、エプロン等をたたんで袋に入れる)

準 備

手洗い・消毒をした後、エプロン・三角巾をつけます

👉 エプロンの紐や三角巾を自分で結ぶことが難しい場合は、職員が手伝います。職員から声をかけずに、子ども達からのSOS発信(職員を呼ぶ、「手伝ってください」と言うなど)を促す支援をしています。

作り方の確認・練習

準備が出来たら、作り方の確認をします

作り方

1 焼きのりをお皿に置く

2 のりの上にごはんをのせて、広げる

3 具材を選んで、ごはんの上にのせる

4 手前側からのりを巻く

👉 わからなくなったときに確認できるように、写真入りの手順を書いた紙をホワイトボードに掲示しています

👉 画用紙で作ったのり巻きを使って、巻くときの動作(手前側から奥に向かって転がす)の練習をしています

おへその前からくるくる…

必要なものを取りに行く

できあがったらすぐ食べることができるように、ランチマット・お皿・おしぼり・コップなど、食べるときに使うものと作るときに使うものの両方を用意してから、作り始めています。

具材を選んで、のり巻きを作る

【ちょうどよい量】【ちょうどよい位置】を考えながら、ご飯と具材をのりの上にのせて、手前側からクルクルとのりを巻いて作ります。

3歳以下の小さい子たちは、自分で食べたい具材を選んで、大人と一緒に作っています。

4歳以上の子たちは、あまり食べたことのないものにも挑戦できるように、全種類の具材を1つのお皿に入れて渡し、その中から自分で組み合わせを選んで作っています。

👉【自分の分】として手元に置くことで、すぐ近くで見たり、触ったり、においをかいだりして、【ちょっとだけ試してみる】ことができるようにしています

👉 のりを触って、表(つるつるしている方)と裏(ざらざらしている方)を確認し、巻いたときに外側が表になる向きにお皿に置いています

👉 のりの上にご飯をのせるときは、スプーンの皿裏(丸くなっているところ)を使って、できるだけ平らになるように広げます。のりの端まで広げずに、少しのりだけの部分を残しておくことがポイントです。

👉 具材をご飯の上にのせるときは、真ん中ではなく、手前側(おへその近く)に寄せることがポイントです

何をのせようかな~?
「納豆、3粒なら食べられる?」「…2粒にして」

作ったのり巻きを食べる

自分で作ったのり巻きを食べます。のりをうまく噛み切ることができない子もいるので、キッチンバサミで食べやすい大きさに切るなど、子ども達の状態に合わせて調整しています。

👉 1種類だけでなく、数種類食べた後におかわりができるというルールにすることで、同じ具材だけ食べ続けるのではなく、違う具材にも挑戦できる姿があります

「いただきま~す」

片付け

食べ終わったら、自分で使ったものを片づけます。

エプロンや三角巾を外して、たたんでから、袋に入れます。

だるまちゃん
だるまちゃん

食べ物の好みに偏りがある子も多いですが、他児がおいしそうに食べている様子を見たり、自分の好きな具材と組み合わせたりすることで、【これと一緒なら食べることができる】【ちょっと食べてみたらおいしかった】ということに気づき、今まで食べられなかった物も少しだけ食べられるようになることにもつながっていきます

今後も、色々な遊びの様子を紹介していきます。ぜひ、ご覧ください ♪

文責:中村 春馨

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